HITAKIユーザー様対談 第一号機購入者 @yukiyasuasano様

HITAKI第一号機ご購入の浅野様(@yukiyasuasano)にHITAKIの魅力について聞きました。

――浅野様にとって“焚き火”とはどのようなものですか?

キャンプをするうえで一番の楽しみです。家のガレージでやることもありますが、大自然の中で焚き火をするのは格別ですね。
薪で熾した火はガスと違い、二度と同じ形にならないんです。長時間見ていても飽きないですし、見ていると心も癒されます。

HTIAKIで火を熾す浅野様

――焚き火台でどのような料理をされていますか?

凝った料理は得意ではないので、釣った魚や肉を焼くのがメインです。ダッチオーブンを使った料理が好きなので、ローストビーフを作ったり、中にチップを入れて燻製を作ったり、あとはポトフなんかも作りますね。
息子が昔は魚を食べなかったのですが、私が釣った魚を初めて食べたとき、「お父さんが釣ってきた魚は本当に美味しい!」って言ってくれたんです。それがすごく嬉しくて、一緒にキャンプへ行くとお父さんが魚を釣ってきて焼いてあげるみたいな、そんな感じになっています。
息子は来年中学生になりますので一緒に釣りに行きたいと話していて、それが今からすご楽しみです。

開発中の新オプション“魚の囲炉裏焼き”は浅野様の「キャンプで魚を美味しく食べたい!」という声から生まれた

――HITAKI購入の決め手は何でしたか?

一番はやはり同時調理ですね。
下でピザを焼きながら上でスープだったり肉を焼いたりできてすごく機能的です。大人数でワイワイガヤガヤしてるとき、一品ずつ調理していると時間がかかってしまう中でHITAKIなら時間短縮にもなるし、同時に調理できる焚き火台って他にないと思うんですよ。イベントで見つけたとき、もう一目惚れに近い感じでした。
それに、純粋に焚き火台として優れています。HITAKIは火を入れやすいし、火を入れた後も消えにくいです。灰処理もしやすいですし、肉とかを焼くと油でベタベタになりますが、洗うのも楽でとても助かっています。

キャンプで名古屋名物“味噌煮込みうどん”を作る。HITAKIなら重い土鍋で調理してもビクともしない

――HITAKIの魅力を教えてください

HITAKIは構造がシンプルですし、メンテナンスがすごく楽なんです。飽きの来ないデザインも良いです。ダッチオーブンを使ったりすると重量があるのでグラグラする焚き火台が多いなかで、耐荷重100kgもあるHITAKIはビクともしません。
今まで使ってきた焚き火台は強度が足りないとか、火を入れたら歪んでしまったとかありました。
これ以上の焚き火台はまずないだろうと、息子にも使って欲しいなっていう思いで“一生物”のつもりで買いました。おそらくもう次の焚き火台を買うことはないと思っています。もし買うとしたら「ソロ用」の焚き火台ですね。

浅野様のInstagram。息子さんとの素敵な想い出が溢れている

今では一緒にキャンプを楽しむようになっているHITAKI開発者の鈴木と浅野様。そんなふたりに対談していただきました。

――キャンプ歴を教えてください

鈴木:私は中学生の頃からなので、40年以上になります。

浅野様:私は30年くらいですね。
バーベキューと言えば「岐阜県の特権」みたいなもので、山があって川があって、気が付けばーバーベキューしてるみたいな(笑)。そこから派生してアウトドアにハマった感じです。
※浅野様は岐阜県在住

キャンプで食べる“味噌煮込みうどん”はまた格別

――キャンプの魅力を教えてください

鈴木:キャンプをしていると時間を感じなくなるのですが、日が昇ったら適当にワイワイ楽しんで、ある程度時間が経ったら寝る。分単位とか秒単位といういつもの生活から少し離れたところに居られる。
焚き火台で火を眺めながらご飯を食べる…私にとってキャンプとは“生きるための根本”みたいなものですね。

浅野様:うんうん、私にとってもキャンプは手間をかけながら家族と一緒に過ごせる大切な時間です。
自分が子どもの頃はあまりキャンプをしてこなかったので、今は息子と一緒にキャンプを楽しむ時間を大切にしたいという思いがすごく強いです。
私は営業の仕事をしているのですが、例えば商品をいつまでに納品しなければならないとか、今月あと売り上げをいくら作らなければならないとか、時間に追われて常に時計を見ながら動いてる中で、キャンプでは何も気にしなくて、ぼ~っと思うままに焚き火をして楽しいっていうのがすごく魅力ですね。

鈴木:分かります。こうやって雨が降っているとき(対談当日は雨天)でも当然のようにキャンプしたい。それほどキャンプって魅力的なんですよね。

アウトドアの話で盛り上がる浅野様とHITAKI開発者の鈴木

――ギアについてのこだわりを教えてください

鈴木:買いたいと思うギアは“要件を満たしている”ものです。
それは、高くても安くても、作り手の意思がしっかりと感じられることが大事。例えば某作業着メーカーのアウトドアウェアやブーツなんかは、安価でも多くの人に機能性を認められていますよね。そういったものを選んで買いたいと思います。
お客様が喜んでくれる価値を製品に反映させたくて、会社の仲間や浅野様をはじめとするユーザー様と一緒に良いものを作っていきたいんです。
材料費もどんどん高くなっていますが、皆で努力して何とかやりくりしています。

浅野様:一番は長く使えることです。息子の代まで使い続けられるものが良いですし、できれば人と被らないものが良いですね。
どうしても良いものって皆が欲しがるじゃないですか。HITAKIを選んだ理由の中に、まだ発売間もなかったということもありました。“これならまず間違いなく被らない”と思ったんですよ。

鈴木:うんうん、今はまだまだレアな焚き火台ですよね。私も人と被らないものが好きです。オリジナル感って良いですよね!

キャンプ中は常に笑顔が絶えない

――今後、山一ハガネにどんなギアを開発してほしいですか?

浅野様:一人(ソロ)でもキャンプに行きたいのですが、ファミリーキャンプってソロと比べるとすべてが大きいじゃないですか。なので、今ソロ用のギアを揃えているのですが、HITAKIの機能をそのままで小さくした焚き火台を作って欲しいですね。
HITAKIを買った人の中で、これ良いなって思った方がリピーターとしてきっとソロ用も買うと思うんですよ。それぐらいHITAKIって良いんです。

鈴木:実はソロ用も開発中なんです。浅野さんが考えるHITAKIのソロ用ってどのようなものですか?

浅野様:一番は長く使えることですね。HITAKIと同様の耐久性、丈夫さが欲しいです。そしてコンパクトになるっていうのは欲しいかな。でも、ソロ用の場合、HITAKIほどの拡張性はなくても良いと思います。そんなに作っても食べられない(笑)。

鈴木:きっと、ご期待に応えられるものをお見せできると思いますよ!

“魚の囲炉裏焼き”でじっくり焼いた鮎を頬張る。HITAKIで焼いた魚は絶品だ

――息子さんへHITAKIを受け継いで是非使い続けてください

浅野様:子どもって何でも自分でやりたいって言うじゃないすか。薪割りとか、ペグ打ってると「僕にやらせて!」って言って、ペグの頭が埋まるくらいまで打ち込んじゃう(笑)。
ただ、その“僕がやりたい”っていう気持ちを大事にしてあげたいんです。社会に出ると面倒くさいことって「誰かがやるだろう」みたいな感じになるじゃないですか。そんな中で、僕にやらせてって常に言ってくれるのが嬉しいんです。
そんな息子の代までずっと使い続けて譲れるギアを集めていきたいと思っています。
バーベキューグリルを何個も買ったのですが、すぐ傷んじゃうし、二、三回使ったら壊れちゃったこともあり、その度に新しいものに買い換えていくと結果的に高い買い物になっちゃうんです。だったらはじめから良いものを買って、長く使いたいなって思います。

鈴木:本当にその通りですよね。山一ハガネには一世紀の歴史があります。昨日、今日できた会社ではない。その年月を受け継ぎながら、良いものを作り、皆さんに喜んでもらいながら長く使ってもらうことを使命としてモノづくりをしています。

浅野様:素晴らしいですね。「バースデーランタン」という、生まれ年と月に製造されたランタンを家族に贈るというアウトドア愛好家の風習があります。親から贈られたランタンを一生物としてずっと大切に使い続けるんです。HITAKIもそれと同じだと私は思っています。

息子さんへ想い出とともに受け継がれるHITAKI