原料
- 自社製フィラメント
- 3Dプリンターの原料となるフィラメントは、山一ハガネが独自に開発・生産。工業製品生産のためにお客様の求めるブランドやグレード、材料特性を持つ、AM製造に最適な原料をつくり出しています。ご購入の際は、YAMAICHI ONLINE STOREをご覧下さい。
- SILASTICTM™ 3D 3335 Liquid Silicone Rubber
- 世界で初めて、3Dプリンティング可能な液状シリコーンゴムを使用しています。
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原料となるフィラメントをミルフィーユのように積み重ねながら、三次元形状をつくっていく3Dプリンター。モノづくりの工程や製造コストの削減、カスタマイズ生産など数々のメリットを持つこの新しい加工技術に山一ハガネは早くから着目し、技術やノウハウを蓄積しながら本格的な事業展開をスタートしています。
付加製造を表す「Additive Manufacturing」事業として位置付けたビジネスの最も大きな特長は、原料の開発・製造、最適化設計から3Dプリントまでを行うステップ、そして仕上げ加工や検査工程という山一ハガネが培ってきた技術、ノウハウをフルに生かせる後加工の工程がつながっていること。お客様の要望にワンストップで応えるファクトリーモールの考えを、AM事業にも生かしたモノづくりを実現しています。
対象となる物の形状を立体的に捉える非接触型3Dスキャナーを駆使し、高精細なデータを3Dデータに変換。リバースエンジニアリングにも生かしています。
三次元形状を実際に工業製品化するためには、構造的な制約、荷重などを考慮した上で軽量化された、AMに最適な形状を見つけ出すDfAM (Design for Additive Manufacturing)が必要になります。この設計手法に基づき、最新の最適化設計ソフトウェアやアドオン可能な自社製ソフトウェアを用いて、最も有効な形状を導き出します。
ポリマーやシリコーンゴムの三次元形状を、FFF(Fused Filament Fabriction)やLAM(Liquid Additive Manufacturing)のinnovatiQ社(German RepRap社)などさまざまな3Dプリンターによって高精度かつお客様のご要望事項を満足した部品や製品の造形を行います。
5軸マシニングセンタを用いた最終仕上げ、塗装やレーザー加工、そして測定、検査など、機械加工や後処理などのポストプロセスには山一ハガネの技術・ノウハウを生かしています。
三次元形状の部品や製品の製造までを一貫して受託するビジネスだけでなく、山一ハガネはAMに関わるさまざまな事業を展開。お客様が抱える課題の解決や事業のサポートを行っています。
3Dプリンターの販売もその一つ。AMに関する技術で先行するヨーロッパのメーカーとして、革新的な製品を市場に投入しているinnovatiQ社 (German Rep Rap社)の3Dプリンターを、正規販売店として提供しています。
また、AM技術に欠かせないソフトウェアも販売。AM技術にもっとも欠かせないDfAM (Design for Additive Manufacturing)の重要なポイントとなるトポロジー最適化、デジタルテクスチャリング、TPMS構造の設計を可能にする「nTopology」、さらにはこのnTopologyとアドオンにより複数パラメータから数千種類の最適化結果を導き出す「Optibot」、提示された数多くの3DデータからコストやAMに最適なものを分析するパーツセレクター「Cognitive Additive」を自社開発ソフトウェアとして提供しています。こうしたソフトウェアの導入に当たってのコンサルティングやトレーニング、DfAMに関する受託設計業務など、コンピュテイショナルデザイン全体のサポートを展開。AMに関する数々の専門技術・知識を広く提供しています。
設備名称 | 製造業者 | 型番 |
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モノフィラメント | AIKI RIOTECH | ALM-L2NE-MF |